交通事故後の処置を
怠ってはいけません
交通事故で多いむちうちは、首まわりの組織を負傷しているにもかかわらず、事故直後には痛みを感じない場合があります。
しかし「自動車の追突」や「歩行中のバイクとの接触」など、交通事故では身体に大きな衝撃が加わります。
そのため、症状がないからといって油断してはいけません。
放置することで後遺症が残る場合もあるため、必ず専門家による検査と処置を受けるようにしましょう。
ここでは、交通事故外傷の特徴や事故時に使える保険(自賠責保険・任意保険)についてご紹介しています。
事故から整骨院の施術を受けるまでの流れもご紹介していますので、ぜひ目を通しておいてください。
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目次
このようなお悩みは
ありませんか?
- 事故翌日から首に痛みが出てきた
- バイクにひかれて腕を骨折した
- むちうちの後遺症に不安がある
- むちうちを改善したい
交通事故外傷の症状は
遅れて出てくる場合があります
交通事故ではどのようなケガが
起こりやすいのでしょうか
信号のない交差点や見通しの悪い道路などで交通事故が多発しているようです。
また、人身事故が起こりやすいのは、次のような状況が挙げられます。
●人身事故で多いパターン
車両同士の「追突」「出会い頭の衝突」「右折・左折時の衝突」にて事故が起こるケースが多くなっています。
事故が発生する原因としては、運転者の確認不足や判断ミス(だろう運転)などが主に挙げられます。
その他、自損事故や歩行者と自動車の接触などによって、運転者、歩行者がケガをしてしまう場合もあります。
●交通事故で起こりうるケガ
・首の捻挫
交通事故でもっとも多いケガは、「むちうち」だといわれています。
事故の衝撃で頭が勢いよく振られ、首まわりの筋肉や靭帯などを損傷してしまうのです。
ケガをする際に首がムチのようにしなるため「むちうち」と俗称でいわれていますが、正式な負傷名は「頚椎捻挫」や「外傷性頚部症候群」などになります。
首の痛みや動かしにくさがむちうちの主な症状です。
また神経を損傷した場合は、しびれや力の入りにくさや自律神経症状などを起こす可能性もあります。
・骨折、打撲、脱臼
衝突や転倒などによって身体を強くぶつけて、骨が折れたり、打ち身になったりする場合があります。
また、ダッシュボードに膝を強打することで、股関節を脱臼してしまう可能性もあります。
・肉離れ
事故の衝撃をこらえようとして背中や腰、足などの筋肉に強い負荷がかかり、肉離れを起こすケースがあります。
交通事故外傷の特徴的な症状
交通事故によるむちうちでは、事故直後はなんともなくても、数時間〜数日経過してから痛みを感じ始めるケースが多くなっています。
首まわりの組織を痛めているにもかかわらず、なぜ自覚症状が乏しいのでしょうか?
●事故直後に痛みを感じにくい原因
・アドレナリンの作用
事故にあった直後は興奮状態になっており、交感神経の働きから「アドレナリン」の分泌が増加します。
アドレナリンには痛みの感覚を麻痺させる作用があるため、一時的に痛みが抑えられるといわれています。
また、アドレナリンの働きで末梢血管が収縮し内出血が抑えられることも、痛みが出にくくなる理由に考えられています。
・ケガを自覚しにくい
むちうちは頚椎周辺の筋肉や腱、神経といった、外からはみえない箇所を負傷しています。
そのため、「自分がケガをした」と自覚できず痛みに意識が向きにくくなる場合があります。
●事故後の対応が重要となります
事故の直後は特に異常を感じないため、そのまま放置される方もいらっしゃいます。
しかし、負傷に気づかず普通に首を動かしていると、筋肉や神経の損傷を悪化させる可能性があります。
むちうちはきちんとした対処をしないと、首の痛みやしびれや自律神経症状などが後遺症として残りやすくなっています。
痛みを感じにくいかもしれませんが、事故後は医療機関にて検査と適切な処置を受けることが大切です。
交通事故によるケガには
自賠責保険が使えます
自賠責保険の特徴について
交通事故が原因となるケガには、自賠責保険が適用される場合があります。
自賠責保険がどういった保険になるのか、目的や適用される状況、補償内容をこちらで詳しくご紹介していきます。
●自賠責保険とは
自賠責保険は「自動車損害賠償責任保険」を略したものです。
加害者が本来負うべき金銭的な負担を補償することで、事故被害者の最低限の救済を確保しています。
法律によって加入が義務付けられているため、自動車やバイク、原付を運転する方は全員加入しています。
●自賠責保険が適用となる状況例
・減速したときに後ろから追突されて首を痛めた
・横断中に車にひかれて転倒し、腕を骨折した
・交差点で横からぶつけられ、衝撃で腰を痛めた
・追突でハンドルに上半身をぶつけ、肋骨を骨折した
交通事故の被害者である場合は、ケガの治療に自賠責保険がご利用になれます。
また、事故を起こした車の所有者でなければ同乗者も自賠責保険の対象となります。
●自賠責保険で補償される項目例
自賠責保険が適用されましたら、医療機関の治療(検査、手術、入院、投薬など)や整骨院の施術で支払う窓口金は基本的に0円となります。
またその他にも、自賠責保険では次の項目が補償される場合があります。
・通院にかかった交通費
・入院に必要な雑費
・診断書や住民票といった保険請求時に必要な書類の発行手数料
・通院や入院によって仕事ができなかった場合の休業補償
などです。
また、通院や入院日数に合わせて慰謝料も支払われます。
任意保険による補償もあります
交通事故時に使える
任意保険について
事故の状況によっては、自賠責保険だけではなく任意保険が利用される場合もあります。
●任意保険とは
一般的に「自動車保険」と呼ばれている保険です。
強制保険である自賠責保険とは違い、任意保険に加入するかどうかは自由になります。
●任意保険の特徴
・事故被害者以外の補償
自賠責保険は、「交通事故被害者のケガや精神的な苦痛に対する補償」に限られています。
そのため、「加害者のケガの治療」「車の修理」「ガードレールや電柱といった物損」といった自賠責保険の対象外となる項目は、任意保険によって補償される形になります。
・限度額を超えた補償
むちうちや打撲、骨折など整骨院で扱われるようなケガである「傷害による損害」では、自賠責保険の補償は120万円という限度額が設定されています。
治療費や施術費に限らず、休業補償や交通費、慰謝料などを全て合わせた金額です。
もし重度のケガで治療が長引き、かかった費用が自賠責保険の限度額を超えてしまった場合は、任意保険から支払われる形となります。
加入は自由になっていますが、事故被害者が困らないよう任意保険にも加入していることが一般的です。
補償内容については、利用者のニーズによってさまざまな選択ができます。
あおぞら整骨院で
施術を受けるまでの流れ
ケガ人の救護と道路の危険物の除去
加害者、被害者を問わず、すぐに運転を停止し、負傷者がいた場合は、速やかに救護しなければなりません。
2次被害が起こる事を防ぐため、負傷者が軽症なら安全なところに避難してもらいます。
重症の場合は、むやみに動かさず救急車の到着を待ちましょう。
110番への連絡
すぐに警察に電話しましょう。
車を運転していて交通事故が発生した場合、『警察に通報しなければならない』と言う報告義務が道路交通法の規定にあります。
『たいした事故では無いから』と言うような自己判断は禁物です。
警察への届け出をおこたると交通事故証明が発行されません。
また、警察に交通事故の報告をしなければ、保険金を請求する際にスムーズに手続きができなかったり、最悪の場合、保険金を受け取れない可能性もあります。
相手と相手の車両の確認
相手が誠実そうに見えても、時間経過とともに話の内容が変わってくる事はよくあります。
相手の方に以下の項目について必ず確認しましょう。
・氏名
・住所
・自宅住所と携帯の番号
・車の登録ナンバー
*可能であれば、スマートフォンなどで免許証と車検証の写真も撮影させてもらいましょう。
交通事故現場,事故状況の記録
交通事故は過失割合なので、事故状況の記録が争いになった場合の証拠になります。
人の記憶はどんどん曖昧になりますので、必ず事故現場の痕跡、ブレーキ痕、壊れた自動車の部品、相手側の車両、自分の車両の状況などをスマートフォンなどで撮影しておきましょう。
自分の車の保険会社への事故の連絡
ご自身の車の保険会社に交通事故に遭ったことを連絡しましょう。
止まっている状況で後方から追突された場合、自身の加入している保険を使う必要がないため、自分の保険会社に連絡しない方がいらっしゃいます。
事故の状況や過失割合にもよりますが、搭乗者保険や傷害一時金特約などついている場合、5日間整骨院に通院すると100,000円の保証を受け取れます。
*搭乗者傷害保険や人身傷害保険特約は使用しても、翌年の等級に影響がないため、等級を下げることなく保険金を受け取ることができます。
症状が無くても整骨院にご相談を
怪我がなかったり症状がないと様子を見る方がいらっしゃいます。
たいした事がないと思っていても交通事故にあったら必ず接骨院や整骨院で検査してもらいましょう。
事故直後は気が高ぶっているため、症状に気がつかない方がいます。
その時は痛みがなくても何日か経ってから、むち打ち症などの症状が出てくる事はよくあります。
できるだけ自己当日のうちに来院してください。早めの対処が早期復帰への近道です。
著者 Writer
- フクシマ ヒデキ
福島 秀樹 - ◆所有資格
柔道整復師・ピラティストレーナー
◆生年月日
1971/5/13
◆血液型
A型
◆出身
大阪府
◆趣味
読書・料理
◆得意な施術
PNF/ストレッチ/MORACT/ラジオ波/テーピング/ピラティス
◆ご来院されるお客さまへ一言
色々ありますが、前向きに過ごしていきましょう
施術一覧
MENU
保険施術
日常生活やスポーツでケガをした際、整骨院にて保険適応で施術を受けることが可能です。
保険の適用となる症状や保険の仕組みについてご紹介していきます。
手技療法
当院では手技療法が他の療法よりも効果が高いと判断したり、リラクゼーションが必要な場合に使います。
身体が抱えている症状に合わせて使用する手技を変え、的確なアプローチを行っていきます。
運動療法
運動療法は、ケガや慢性症状の改善・予防をはじめ、糖尿病や高血圧といった内科的疾患の改善・予防、美容・健康増進などにも行われます。
患者様の運動経験に合わせて簡単なものから行っていただくようご提案しています。
電気療法
電気療法によって治癒力を高め、症状を早期に改善することが可能です。
ハイボルテージやラジオ波といったさまざまな種類があり、最適なものを選択し施術を行います。
超音波療法
超音波療法は、主にケガに使用される施術です。
捻挫や打撲といった外傷の早期回復を目指せるため、早く競技に復帰したい方などにおすすめです。
酸素
カプセル
酸素カプセルを使用することで、身体にはさまざまな効果が期待されます。
痛みやだるさ、疲れに悩まされている方は多いため、そのような方に酸素カプセルは特に有効です。
パーソナル
トレーニング
パーソナルトレーニングはプロが1対1で自分に合った運動を指導します。
パーソナルトレーニングを行うことで、つらい痛みを出さない、ケガをしにくい身体作りが可能となります。
固定療法
固定療法は、患部を固定し動きを制限することで「ケガの治癒力向上」「悪化の防止」に加え、ほかの部位に痛みが出てしまうことを防ぐことを目的に行われます。
猫背矯正
(姿勢矯正)
当院では手技・物療を必ず行い身体の組織の改善をしていきます。
組織の改善を行うことで、筋肉を正しく使用することができ姿勢を正すことが楽になります。
骨盤矯正
ゆがんだ骨盤を正しい状態に改善するために骨盤の調整を行います。
周囲の関節や筋肉のストレッチやマッサージ、簡単な運動を患者様に合わせて行っていきます。
交通事故施術
交通事故でのケガは、放置することで後遺症が残る場合もあります。
必ず専門家による検査と処置を受けるようにしましょう。
当院のご紹介
ABOUT US
あおぞら整骨院
- 住所
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〒615-0863
京都府京都市右京区西京極堤町35-1
ベルビスタ1F-B
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