固定療法の目的や
メリットについて
スポーツや日常生活でケガをしてしまい、生活に支障が出る経験をした方も多いのではないでしょうか。
ケガをした場合、修復されるまでは安静にすることが大切です。
なぜなら、無理して動かしてしまうと、ほかの部位を痛めたり患部の修復が遅れるまたは、再発してしまう場合もあります。
足関節捻挫では再発を繰り返したり足関節不安定症などの症状を残したり治癒後も多くの方が悩まれています。
組織が損傷している際にはしっかり固定し、修復後、テーピングなどでサポートしながら運動を徐々に始めていきましょう。
ここでは固定療法の役割や種類などを詳しくご紹介していきます。
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目次
このようなお悩みは
ありませんか?
- サッカーで足首を捻挫した
- 肉離れの痛みがまだ残っている
- 重いものをもつと手首が痛い
- 投球動作で肩に痛みがある
固定療法の目的
ケガをした部位を無理に動かすと、痛みが強くなるだけでなく、ケガを長引かせてしまったり、痛みをかばっていたほかの部位に痛みが出現したりする場合があります。
そのため、患部を固定し動きを制限することで「ケガの治癒力向上」「悪化の防止」に加え、ほかの部位に痛みが出てしまうことを防ぐことができます。
固定療法を行う症状
固定療法は主に骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷(肉離れ)といった外傷に対して行われます。
ケガをしてしまった部位は骨や靭帯・筋肉といった組織の損傷がみられるため、それらの回復を早めるために患部を固定し動きに制限をかけていきます。
また、腱鞘炎やアキレス腱炎、オスグッド病などの繰り返しの外力で起こるものにもよく使用します。
この場合も、関節や筋肉、皮膚の動きをサポートしたり、制限を掛けたりして症状を抑えていきます。
固定療法の種類
固定療法に使用される道具には次のようなものが挙げられます。
●キャスト材
シーネやシャーレに使用します。
骨折や脱臼の応急処置、重症度の高い捻挫などの場合に使用します。
●包帯
包帯には伸縮性と非伸縮性のものがあり、ケガの状態や固定の強度によって使い分けられます。
一般的な外傷で患部を固定する場合には、非伸縮性の包帯を使用し患部を圧迫・固定することが多いですが、症状が軽減してきたタイミングで伸縮性の包帯に切り替え、少し動きを出せるよう調節する場合もあります。
●ホワイトテープ
非伸縮性のテーピングであり、捻挫や肉離れといったケガの患部に対して高い固定力を発揮します。
スポーツの場では軟性のテーピングと併用することで、動きを出す部位と制限をかける部位とに使い分けて使用されることが多くなっています。
ハサミや手で簡単に切れるため貼りやすく、スポーツの場ではケガの応急処置や患部の保護として頻繁に使用されます。
●エラストテープ
粘着力の高い伸縮性のテープです。
関節部の圧迫・固定性に優れています。
●キロテープ、KTテープ
キネシオテープとも呼ばれ、テーピングとしてはもっとも使用される種類といえます。
当院が使用しているテープは粘着性、伸縮性、撥水性に優れ貼りやすく剥がしやすいため、スポーツだけでなく日常生活においてもさまざまなシーンで使用されます。
通常、このような軟性のテープは綿で出来ていますが、当院はアクリル素材のものを使用しています。
肌にも優しく、耐久性が強く患者様の負担が少ないものを選んで使用します。
●マルチポア
粘着性綿布伸縮包帯であり、患部のチューブや圧迫止血時の固定に使用されます。
当院では回復期や軽度な時、運動時にホワイトテープを外に巻き使用しています。
●バンテージ
ボクシングなどで使用されることが多い布で、コットン製やナイロン製など素材にはいくつかの種類があります。
主にパンチの際に手や手首をケガしないよう保護・固定するために使用されます。
肉離れからの復帰時によく使用します。
このほかにもコルセットやサポーター、ギブス、インソールを使用し患部を保護・安定させることもよくあります。
コルセットやサポーターは自身でも簡単に着用でき、関節を保護することが可能となります。
固定療法の効果と改善が
見込まれる症状について
固定療法を行うことで、ケガをした患部だけでなく、ほかの部位や気持ちの面においても得られる効果がたくさんあります。
また、固定療法を行った患部もケガの回復を早めたり、痛みを抑えたりといったメリットが多くあるといわれています。
ここでは、固定療法を行うことで得られる効果や改善が期待される症状についてご紹介していきます。
●外傷の早期回復
固定によって捻挫や肉離れなど患部の動きを制限し、炎症・内出血などを最小限にすることで、ケガの早期回復が期待されます。
患部が動揺し続けると出血が起こったり、腫れがいつまでも引かない、炎症が収まらないなど痛みが出続ける原因になってしまいます。
●動きの改善
固定療法は関節の動きに制限をかけるだけでなく、良い動きに誘導することも可能です。
元々関節が緩く、正常な範囲よりも大きく動いてしまう方は、固定療法によって関節の動きに制限をかけることで、必要以上な動きを防止することができます。
その結果、ケガの防止や関節のルーズな状態を改善することが期待できます。
●安心感を得られる
ケガをした部位に固定を行うことで、患部の動きが制限され痛みが軽減します。
そのため、運動時や日常生活においても安心感を得られます。
患部の修復が進み運動許可が出ても不意に動かされる痛みを怖いと感じるのであれば、サポーターやテーピングで患部をサポートしておくことをおすすめします。
●筋肉の動きをサポート
テーピングは筋肉の走行に沿って貼ることにより、筋肉の伸縮運動をサポートする効果があります。
筋肉は動きに応じて伸張・収縮を繰り返しますが、テーピングを貼ることで筋肉と一緒にテーピングが伸縮し、筋肉にかかる負担を減らすとされています。
そのため、ケガをしていなくとも競技の特性上負担がかかりやすい筋肉や関節には、あらかじめテーピングを貼ることでケガのリスクを軽減できます。
よくある質問
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包帯の巻き方も教えてもらえますか?
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当院ではスポーツ時などの包帯の巻き方もアドバイスしております。
お気軽にご相談ください。
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接骨院で骨折等のリハビリは可能ですか?
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可能です。
骨折・脱臼などの専門である柔道整復師が最後まで施術にあたります。
著者 Writer
- フクシマ ヒデキ
福島 秀樹 - ◆所有資格
柔道整復師・ピラティストレーナー
◆生年月日
1971/5/13
◆血液型
A型
◆出身
大阪府
◆趣味
読書・料理
◆得意な施術
PNF/ストレッチ/MORACT/ラジオ波/テーピング/ピラティス
◆ご来院されるお客さまへ一言
色々ありますが、前向きに過ごしていきましょう
施術一覧
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保険施術
日常生活やスポーツでケガをした際、整骨院にて保険適応で施術を受けることが可能です。
保険の適用となる症状や保険の仕組みについてご紹介していきます。
手技療法
当院では手技療法が他の療法よりも効果が高いと判断したり、リラクゼーションが必要な場合に使います。
身体が抱えている症状に合わせて使用する手技を変え、的確なアプローチを行っていきます。
運動療法
運動療法は、ケガや慢性症状の改善・予防をはじめ、糖尿病や高血圧といった内科的疾患の改善・予防、美容・健康増進などにも行われます。
患者様の運動経験に合わせて簡単なものから行っていただくようご提案しています。
電気療法
電気療法によって治癒力を高め、症状を早期に改善することが可能です。
ハイボルテージやラジオ波といったさまざまな種類があり、最適なものを選択し施術を行います。
超音波療法
超音波療法は、主にケガに使用される施術です。
捻挫や打撲といった外傷の早期回復を目指せるため、早く競技に復帰したい方などにおすすめです。
酸素
カプセル
酸素カプセルを使用することで、身体にはさまざまな効果が期待されます。
痛みやだるさ、疲れに悩まされている方は多いため、そのような方に酸素カプセルは特に有効です。
パーソナル
トレーニング
パーソナルトレーニングはプロが1対1で自分に合った運動を指導します。
パーソナルトレーニングを行うことで、つらい痛みを出さない、ケガをしにくい身体作りが可能となります。
固定療法
固定療法は、患部を固定し動きを制限することで「ケガの治癒力向上」「悪化の防止」に加え、ほかの部位に痛みが出てしまうことを防ぐことを目的に行われます。
猫背矯正
(姿勢矯正)
当院では手技・物療を必ず行い身体の組織の改善をしていきます。
組織の改善を行うことで、筋肉を正しく使用することができ姿勢を正すことが楽になります。
骨盤矯正
ゆがんだ骨盤を正しい状態に改善するために骨盤の調整を行います。
周囲の関節や筋肉のストレッチやマッサージ、簡単な運動を患者様に合わせて行っていきます。
交通事故施術
交通事故でのケガは、放置することで後遺症が残る場合もあります。
必ず専門家による検査と処置を受けるようにしましょう。
当院のご紹介
ABOUT US
あおぞら整骨院
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